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メタルペーパー名刺(印刷)データ作成時の注意点

[印刷・加工時の再現]

デジタルオフセット印刷

メタルペーパー165kgシルバーにデジタルオフセット印刷(CMYK+白)

■細かすぎる線や絵は再現できない場合があります。
■白印刷をご利用の場合は、別レイヤーで『白印刷』レイヤーを作成して下さい。
■透けさせたくない、はっきりと表示したい文字や絵柄の下には、白印刷を施して下さい。
■CMYK印刷と白印刷は若干ズレる場合がございます。
■ベースがシルバーなので下地に白印刷を施さなければメタルペーパーの銀色を反映して暗く仕上がってしまいますので、
キャラクターのイラストや人物の写真など色味が変わって困るような絵柄は下地に白印刷を施して下さい。
■メタルペーパーはキズ付き易い用紙です。多少の擦りキズなどが入ることが有ります。予めご了承の上、ご利用下さい。

白印刷のデータ作成

白印刷のレイヤーはCMYKのレイヤーとは別に用意して頂き、白印刷する部分を黒(Kのみで作成)、白印刷しない部分を白で作成してください。レイヤー名は「白印刷」「CMYK」と設定してください。K50%のようなグレーや、グラデーションも使用して頂いて結構です。

白印刷データを作る際のレイヤー構成

正しいデータの作り方

白印刷のデータを白で作成したり、メタルの用紙のイメージを含めてデータを作成されると、
イメージ通りに仕上がらない可能性がございますので、おやめください。必ず白印刷する部分を黒(Kのみで作成)、白印刷しない部分を白で作成してください。

正しいデータの作り方と間違ったデータの作り方例

濃度が薄い白印刷データの作り方

濃度が薄い白印刷データを作る場合は、データをグレーで作成しますが、グレーはCMYK掛け合わせではなく、Kのみで作成してください。

濃度が薄い白印刷データの作り方と間違ったデータの作り方例

白印刷の有無による仕上がりの違い

白印刷が無いと印刷の色が鮮やかに表現されません。鮮やかに色を印刷したい場合には、
CMYK印刷の下に、K:100%で白印刷されることをお勧めいたします。

白印刷の有無による仕上がりの違い

その他の注意点

データ形式

ファイル形式のアイコン

入稿データ形式は、Illustrator形式(.ai)、Photoshop形式(.psd)、Photoshop EPS形式(.eps)、TIFF形式(.tiff)になります。

Illustratorのバージョンは8~CC、Photoshopは5~CCになります。

塗り足し

塗り足しありとなしの画像

天地左右に塗り足しを3mm追加してください。

塗り足しが無いデータで制作をし、断裁ズレが発生した場合は、地の用紙の色や背景色が見える場合がございます。

文字のアウトライン等

文字のアウトライン化が終了している画像

Illustrator形式でのご入稿の場合、文字は全て「アウトライン化」してください。

Photoshop形式の場合は文字の「ラスタライズ」をお願いいたします。その際アンチエイリアスは外しておいてください。

画像解像度

画像解像度が高い文字と低い文字

基本の解像度は350dpi以上になりますが、小さな文字、絵柄が多い場合は600dpi以上を推奨いたします。

テンプレートは1200dpiのものまでご用意してあります。

画像配置

画像をリンク配置した状態の画像

Illustratorに画像を配置する場合は、「リンク配置」でお願い致します。

また、画像はIllustratorファイルと同梱してご入稿ください。

カラーモード

RGBのカラーモードをCMYKに変換した結果の画像

CMYKで制作してください。RGBでご入稿いただいた場合は、弊社でCMYKに変換して作業を進めます。CMYKはRGBよりも色域が狭いので、色が濁る場合がございます。

不要なレイヤーの削除

レイヤーが2枚、立体的に並んでいる画像

不要なレイヤーは削除して頂き、最低限度のレイヤー枚数でご入稿ください。

非表示のレイヤーなどが残っていると、そのレイヤーだけ印刷されないなどの不具合が発生する場合がございます。

絵柄の見切れや文字切れ

仕上がり線ギリギリの文字をセーフティラインの内側に配置しなおした画像

断裁時、切れては困る文字、絵柄等は、仕上がり線ギリギリに配置せずに、セーフティライン内(名刺サイズより3mm内側まで)に納めて下さい。

縁への配色や飾り罫

縁や飾り罫がある名刺の例

仕上がり線付近への配色や飾り罫は、縁の幅が細かったり、飾り罫が近すぎると、ズレが発生した時に見栄えが悪くなります。

縁の幅は出来るだけ広くする、飾り罫は出来るだけ仕上がり線から離す等の対策をお願いいたします。

断裁位置付近のトナー割れ

濃い色の印刷がある名刺の例

塗り足しのあるデザインを印刷され、PP加工が無い場合、断裁位置付近のトナーが割れたり、剥がれたりする場合がございます。

特に、表面に凹凸がある紙には、頻発し、濃い色の場合は、剥がれが目立ちやすいです。